野球の世界一を決めるWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで3月22日(日本時間)日本はアメリカに3−2で勝ち、14年ぶり3度目の頂点に立ちました。「侍ジャパン」の大活躍で、静岡県内では“おいしいサービス”が盛り上がっています。

浜松市西区にある焼肉と寿司の食べ放題店「カルビッシュ」。ダルビッシュ有投手に名前が似ていることからWBC期間中、記念のサービスを展開しています。

<スタッフ>
「お待たせしました、ホームランカルビのたれでございます」

22日のランチでは、21日の準決勝メキシコ戦で吉田正尚選手(レッドソックス)が3ランホームランを打ったので『ホームランカルビ』1人前を無料に。

<客>
「おいしい」
「おいしかった。柔らかくて」
「決勝も見て、最初の予約の時間に間に合わなさそうだったんでちょっと遅らせて来ました」
「あすも来たいです」

22日の決勝でホームランが2本出たことから、23日のランチではホームランカルビ1人前を無料に。また、ダルビッシュ有投手(パドレス)の登板と日本の優勝を記念して、ランチ・ディナーともにお会計を5,000円ごとに1,111円割引します。

<カルビッシュ店長 平石敬さん>
「お客様とWBCのお話もできたり、この機会にカルビッシュのLINEの登録をされるお客様もすごく増えてきて、うれしい限りです。浜松からでもわずかながら応援の声が届いたかなと」

おいしいサービスは静岡市でも。

<「うおかね」スタッフ>
「すごいでしょ。普通の1,100円と全く変わりませんよ」

静岡市葵区内の飲食店「うおかね」では、新鮮で厚みのある身がたっぷり乗った「まぐろ丼」が半額の550円に。

<客>
「めっちゃおいしいです。優勝してくれてありがとう」

社長も赤字覚悟です。

<うおかね 髙木一浩社長>
「仕込みと放送とちょっとどこを見るか困ってましたけど興奮しながら仕事してました」

“おいしいサービス”は食べ物だけではありません。

<坂口将也記者>
「このお店では合言葉を伝えるとゲームで使えるこのメダルをもらえるキャンペーンを実施しています」

静岡市清水区のバッティングセンター「ホームランドーム静岡店」では、22日から3日間限定で受付の際に「世界一」という合言葉を伝えると、施設内で使えるメダルを1枚もらえます。

実際にメダルを受け取ってプレーした人は…。

<利用客>
「このメダルを無料でもらえたんですけど侍ジャパンの人たちに感謝の気持ちでいっぱいです」

<ホームランドーム静岡店 柴田貴世さん>
「バッティングセンターというお店ということもあって、侍ジャパンを応援してWBCを盛り上げたいという気持ちで(キャンペーンを)始めました」

プレッシャーを背に見事、優勝を決めた侍ジャパン。うれしい余韻はしばらく続きそうです。