中国の製薬会社、天大薬業(00455/香港)は11月25日、2022年4〜9月期の業績を発表した。前年同期比で売上高が5.6%増加した一方で、赤字額が12.6倍の約1億香港ドルにまで膨らんだ。
 
 22年4〜9月期の売上高は2億4985万香港ドルで、前年同時期の2億3651万ドルから5.64%増加した。売上の内訳は中医薬事業が3369万ドル(前年同期比43.70%減)、薬物・医療技術事業が2億1076万ドル(同20.48%増)、医療・保健サービス事業事業が641万ドル(同80.57%増)だった。
 
 4〜9月期の純損益は1億57万ドルの赤字で、796万ドルの赤字だった前年同時期から赤字額が12.6倍に膨らんだ。営業損益が1912万ドルの赤字となったのに加え、同社および付属会社で計上した為替差損が合計8100万ドルにのぼったことが赤字拡大の大きな要因となった。
 
 当期の経営について同社は「中医薬産業をベースとして、イノベーション薬物と医療技術、良質な医療と保健サービスを発展させる」戦略を貫き、心臓・脳血管および小児科を中心に各分野における影響力をさらに拡大したと説明。中医薬の分野では国の発展戦略のもとで市場チャネルづくりの強化、中医薬の産業チェーン全体の発展持続に取り組み、中薬の煎じ薬(飲片)のオーストラリア輸出を初めて実現したとしている。
 
 同社はまた、決算日を3月末から12月末に変更することを発表。次の年次決算月は22年12月で、会計期間は同4〜12月の9か月間となる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)