香港の印刷会社、優越集団HD(01841/香港)が6月2日、2023年3月期通期の業績予告を発表し、大幅な増益となる見通しを示した。
 
 業績予告によると、23年3月期通期の会社株主に帰属する純利益は前期の約1180万香港ドルから40%以上の増加となる見込み。増益の要因について同社は、売上債権の減損損失戻入が前期の約260万ドルから430万ドルに増加したこと、新型コロナの事業継続に関する政府の補助金約210万ドルを得たことを挙げている。
 
 同社は2015年設立で、16年4月に香港証券取引所GEMに上場し、19年1月に香港メインボードに転換した。香港証券取引所の上場企業向けに、財務報告、公告、目論見書などの組版、デザイン、翻訳、印刷サービスを提供する。
 
 22年3月期通期の売上高は1億2773万ドル(前期比8.65%減)、純利益は1175万ドル(同57.38%減)。22年4〜9月期の売上高は7392万ドル(前年同期比4.86%増)、純利益は1488万ドル(同9.30%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)