中国のポータルサイト・百度に10日、日本以外にもかつて中国を侵略しようとした国があったとする記事が掲載された。

 記事は、日本が朝鮮半島を飛び板にして中国を飲み込み、アジアの覇者になるべく戦争を起こしたことは誰でも知っている一方で、16世紀にスペインが中国の侵略計画を立てていたことはあまり知られていないとした。

 そして、16世紀のスペインは強大な陸軍、海軍を持ち、強い国力に充実した国庫、そして広範な植民地を獲得したことで「まさに太陽の沈まない国だった」と紹介。一方中国は明の時代にあたり、東部沿海地域の倭寇進入を防ぐために200年余りにおよぶ海禁政策を政策を取り、海外との交流や連絡が乏しく、人びとは農耕を主として日々を過ごしていたため、スペインの植民者たちは「ひとたび戦争を起こしてしまえばいともたやすく掌中に収めることができる」と考えていたのだと伝えている。

 また、スペインが16世紀末に中国を征服する方針を立てた際に3つの重点を掲げたと説明。中国征服によって自国を世界全体の帝国とし、スペイン国王を「王中の王」に据えること、征服にあたって現地民を殺りくするのではなく、混血児を多く作ることで民衆レベルから中国をコントロールし、植民化すること、さらにカトリックやスペインの思想を中国大陸で大いに宣伝し、スペインの植民者が友好的であると信じ込ませて反抗心を挫くことだとした。
 
 記事はその上で、17世紀に入るとスペインは停滞の時期に入り、その後国力が弱まっていったために結局中国を植民化する計画は実現しなかったと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)