日本のアニメは世界中で人気が高く、クールジャパンを代表するコンテンツの1つとなっている。しかし、それは比較的最近のことであり、昔の日本アニメはそこまでの影響力や人気はなかったと言えるだろう。中国メディアの快資訊はこのほど、日本アニメの歴史について振り返る記事を掲載した。

 記事は、1970年代以前の日本アニメは、アジアでは一流だったが世界的に見ると欧米には及ばないレベルだったと主張した。日本アニメの転換点となったのは1963年だとしているが、これは「鉄腕アトム」のテレビ放送が始まった年だ。
 
 では、1970年以前の日本アニメはどのようなレベルだったのだろうか。記事は、日本最初のアニメは1917年にさかのぼると紹介した。しかし、そのころのアニメは無音声で音楽もない完全なサイレントアニメだったほか、時間もあまり長くない短編アニメだったと指摘している。日本アニメで音楽が使用されるようになったのは1931年が最初で、セリフ付きのアニメは1933年になってからだと伝えた。

 一方、欧米のアニメは当時、日本よりずっと進んでおり、1928年にはミッキ−マウスが登場する「蒸気船ウィリー」で音声付のアニメが上映されていたと指摘した。さらに1937年にはフルカラーアニメの「白雪姫」を上映しており、日本とは大きな差があったと紹介している。第二次世界大戦までの日本アニメはテーマが単純で戦争の宣伝にも使用されており、戦後も基本的に欧米アニメの模倣で、アジアでは一流でも欧米と比べるとレベルは決して高くなかったと指摘する一方、日本アニメは今では世界で最も大きな影響力を持つ存在であるとし、そこまでのし上がった努力に舌を巻いた。

 現代では「日本アニメを見て育った」という人が世界中に存在し、言葉は通じなくてもアニメソングが「共通語」になるほど大きな影響力を与えている。アニメに限らず、自動車や電気製品など多くの分野で日本は後発だったが、後に世界トップレベルへと成長しており、こうした点から日本の強みが見て取れるとも言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)