中国のポータルサイト・百度に13日、日本人が「昭和」という時代に抱くノスタルジーについて紹介する記事が掲載された。
 
 記事は「日本人にどの時代に戻りたいかと聞けば、きっと昭和と答えるだろう。なぜなら、戦後の昭和日本は米国の支援のもとで急成長を実現したからだ」と紹介。64年も続いた昭和の時代について、最初の20年は戦争によって自国のみならず周辺国にも大きな傷を負わせることになった一方で、戦後は急速な経済成長を実現し、文化的にも大きく花開いた時代だったと伝えた。
 
 そして、今の日本人は「過ぎ去りし美しさ」を持つ戦後の昭和時代をしきりに懐かしみ、回顧するとし「戦後間もない時期は痛みに満ちていたが、この時代の日本人は無限の希望を胸に抱いていたのだ」と説明。閉塞した雰囲気の漂う現代において、明日に希望を見出していた明るい時代を恋しく思う傾向が強まっていることを紹介している。
 
 また、映像作品でも古き良き昭和の時代を懐かしむようなものが多くなっており、中国でも人気の高い宮崎駿監督の代表作である「となりのトトロ」も1950年代の日本の農村の様子を背景にしていると紹介。テレビもまだ普及していない時代に、子どもたちが田野で駆け回って遊ぶ様子や、昔ながらの日本式家屋、薪を焚いて沸かす風呂釜、井戸など、今はほとんど見られなくなった生活スタイルが再現されているのだとしている。
 
 記事はその上で「過去の雰囲気、流行りものは今とは全く異なる。また、一家でテーブルを囲んでおしゃべりするのが当たり前だった日常は、今や日本だけでなく、中国でも見かけることが少なくってしまったのである」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)