春は気持ちの良い季節だが、日本では4人に1人がかかると言われる「国民病」がつらい季節でもある。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「日本独特の国民病」として「花粉症」を紹介する動画を配信した。

 この動画を配信しているのは、日本に住んで4年という中国人女性だ。この配信者は、来日5年目を目前にとうとう「日本の国民病」である花粉症になってしまったそうだ。4年間全く花粉に反応しなかったのに、ある日突然くしゃみが止まらず、目がかゆくなり、たまたま見たニュースを見て花粉症だと気づいたそうだ。日本人だけでなく、日本に来た中国人も数年経つとこのように突然花粉症になるそうで、「花粉症からは逃げられない」と伝えている。

 女性は、花粉症がいかに日本では一般的な「国民病」となっているかについて、薬局の花粉症対策グッズの充実ぶりから分かると伝えている。ちょうど洗眼薬を買う用事があるとして薬局に行きながら紹介しているが、店に入るとすぐ花粉症関連の商品が目に留まる。棚には洗眼薬や目薬、スプレー、専用の眼鏡などがあり、売れ行きも良いらしく配信者のお目当ての洗眼薬は売り切れとなっていた。

 中国では、花粉症と言ってもピンとこない人が多い。日本の花粉症の主な原因であるスギの木が少ないためかもしれないが、花粉症という言葉を聞いたことすらない人も珍しくない。そのためか、動画に対し的外れなアドバイスを送る人が多く見られた。「のぼせではないか」、「陽の気が足りない」、さらには特定の食材を勧める人もいた。確かに健康的な食生活は免疫を上げるのに役立つが、花粉症そのものを治すわけではない。

 また、日本に花粉症が多い理由についてもいろいろな意見が寄せられた。ある人は「環境が良すぎるから」と推測し、「冷たいものを食べたり飲んだりしているから」、「きれい好きが過ぎて免疫が下がっている」という人もいた。日本人だけでなく、日本で暮らす中国人をも悩ませる「花粉症」は、中国人にとっては不思議な「国民病」に見えるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)