日本ではスーパーやコンビニの菓子売り場に多くの「知育菓子」が販売されている。「遊べるお菓子」とも言われ、ハンバーガーやたこ焼き、お寿司風のお菓子などを楽しく作ることができ、子どもの創造力や思考力を育む助けになっている。

 中国は日本に比べて子どもの人口も多く、マーケットとしては極めて大きいはずだが「知育菓子」はあまり見られないのが現状だ。中国メディアの百家号はこのほど、日本の知育菓子を紹介する記事を掲載した。中国メーカーからはまだあまり発売されていないが、最近の動画投稿サイトやショート動画配信アプリの流行で、日本で購入した知育菓子をアップする人が増え、中国の子どもたちの間で人気が高まってきているという。

 記事は、日本で知育菓子市場が発展した理由として、「食品業界と玩具業界の両方が成熟していたこと」を挙げた。この二者が一緒になることで新たな市場を開拓できたという。また、「コンビニが普及していること」も大きな要因で、近所のコンビニでいつでも買える気軽さがあると分析した。さらに「アニメが発展している」ので、これらをおまけとした食玩や知育菓子が発展したとしている。

 日本で販売されている種類豊富な知育菓子は、中国人の子どもの心をしっかりとつかんでいるという。記事は、日本旅行で知育菓子を購入した中国人の例を紹介した。3歳の娘が、日本のコンビニの棚に並ぶ知育菓子に心を奪われた様子だったため、子どものために24個もの知育菓子を購入して帰国したという。2カ月で食べ終えてしまい、その後は代理購入やネット通販で購入し続けたそうだ。

 実際、中国の大手ネット通販サイトでは、日本の知育菓子が多く販売されており、輸入品のためか値が張るようだが、人気は高いようだ。最近では、知育菓子人気に目を付けた中国のメーカーも、同様の商品を販売するようになっているがまだ初期段階であり、この先さらなる市場拡大が見込めると言えるだろう。知育菓子や食玩にノウハウを持つ日本企業にとっては大きなビジネスチャンスが顕在化しつつあるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)