中国のポータルサイト・網易に28日、「日本は国外にも2つの『日本』を持っている」とする記事が掲載された。
 
 記事は、2019年における日本の国内総生産がおよそ5兆ドルだったのに対し、海外の資産は10兆ドルに達していたとし「日本は、国外にさらに2つの『日本』を持っているということになる」と紹介。海外資産が最も多いのは米国であるものの、米国は外債も非常に多く抱えているため、海外の純資産という点で言えば日本が米国を遥かに上回っているのだと伝えた。
 
 そして、日本が世界で国内よりも遥かに大きい資産規模を持っている理由について、太平洋の火山地震帯に位置し、自然災害が多く発生するという地理的な要因に言及。日本人は将来何らかの災害によって現在の場所で生きていけなくなった場合に備え、別の場所に拠点を確保しているのだと説明した。
 
 また、小さな島国ゆえに国内の市場規模に限界がある点も指摘。国内市場は需要が弱く、企業間の過当な競争によって利益が減少しかねないために、海外へ資本や生産力を送り出しているのだとした。さらに、世界各国、地域のあらゆる情報を得るという戦略的な面においても海外の資産を増やすことにはメリットがあると伝え、中国に駐在している日本企業の社員の中には中国人以上に中国について詳しい人物もおり、世界各地に散らばるこのような人材が、日本企業の戦略策定に大きく貢献しているのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)