新型コロナウイルスの感染流行前は訪日中国人が年々増加していたが、なかでも「医療サービスを受けること」を目的に訪日する中国人は急増していた。外務省によると、中国人への医療滞在ビザ発給件数は2015年の829件から2018年は1390件へと、3年間で1.6倍に拡大していたほどだ。

 中国メディアの騰訊はこのほど、日本の病院は「患者にとても優しい」と主張し、病院で見られる「患者に対する配慮」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の病院はどこも衛生的で、患者にとっての「快適さ」を優先した設計となっており、先進的な医療設備を備えているのに、医療費は高くないと強調。さらに、看護師や医師は責任ある態度で仕事の質が高いと指摘し、日本の医療サービスを受けたことのある中国人ならば、誰もが「日本の医療は患者優先という視点が根底にあることに敬服させられたに違いない」と論じた。

 そして、日本には院内のデザインに「木目調」や「グリーン」といったカラーを採用することなどを通じて、患者の「心」にも配慮を示す病院が多々あることを紹介。こうしたデザインは中国の病院では見られないものだが、デザインが素晴らしいだけでなく、「診療科目別に色を分ける」、「トイレやシャワールームも手すりやイスが準備されている」などの配慮もあるとし、こうした配慮は患者優先という視点を体現したものの一例であることを強調した。

 最後に、日本の病院に見られる細部にわたる配慮から、その病院の管理やサービスレベルを知ることができ、同時に日本という国や日本国民の生活の質、社会の発展具合を読み取れると主張。こうした配慮は中国が学ぶに値すると結んだ。中国にはないサービスや質の高い医療を提供する日本の病院が、中国人に人気となるのは当然のことだったと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)