中国のポータルサイト・網易に20日、中国サッカーが現在進めている「帰化政策」について、日本がかつて取り組んだものとは本質的に全く異なり、自国サッカーの発展のために必ずしも有益ではないとの見方を示した記事が掲載された。
 
 記事は、中国サッカー協会が2年ほど前より海外の有力な選手を中国に帰化させて代表入りさせる「帰化政策」を進めていると紹介。その必要性、合理性を説明すべく、しばしば隣国日本でも80年代後半以降同じように「帰化政策」が行われ、ラモス瑠偉をパイオニアとする取り組みによって日本サッカーは大きく発展したのだと主張する人をしばしば見かけると伝えた。
 
 その上で、日本のサッカーは100年以上の歴史を持つ高校サッカーを始め、若い選手を育成する土壌をコツコツと作り上げてきたことも、現在アジアの一流国、ワールドカップの常連になるまで発展、成長してきた大きな要因であるという側面を無視し、「帰化政策」だけで日本サッカーの発展を論うのはナンセンスだと指摘した。
 
 また、これまで外国から日本に帰化して日本代表になった選手の中には高校やユースクラブ時代から日本でプレーし、頭角を現したケースが少なくないとしたほか、帰化にあたって日本政府や協会などが「帰化手当」を支払うようなことはなかったと伝えている。

 一方で、現在中国で行われている「帰化政策」は、中国側がお金を積んで帰化してもらった選手が中国代表に入ってプレーしており、日本の取り組みとは相反するものであると主張。単に「帰化」というだけで日本と中国の取り組みを同様に捉えるような考え方は、中国サッカーの発展を望んでいるようには到底思えないとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)