現代中国語には、日本から導入された単語が非常に数多く存在する。これには、経済、市場、社会主義など、中国人が日常でよく使用する単語も多く含まれるが、同じ漢字圏でも韓国から中国に導入された単語はほとんどないのだという。このため、中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、この理由について問いかけるスレッドが立てられ、様々な意見が寄せられた。

 比較的多かったのが、「発展の時期が異なる」という理由だ。「日清戦争からすでに100年以上が経過しており、日本は当時から発展していたが、韓国は発展し始めてから30年ほどだ。比較のしようがない」というコメントのほか、「明治時代には韓国も日本が作った単語の影響を受けていたので、仕方がない」という声があった。

 また、明治時代に西洋から進んだ思想や文化をいち早く導入した国が日本だったという事実が大きく関係しているという指摘も多かった。「当時の日本は西洋文化に関する数多くの言葉を日本語に訳す必要があったが、その日本語に訳された単語が、留学生たちによって中国へともたらされた。当時、日本が最も発展していたので新たな単語作成のパイオニアとなったのだ」などのコメントがあった。

 ほかには、日本語では漢字が自然な形で使用されていたので漢字を組み合わせて単語を作る習慣があり、中国としても日本で作られた単語を導入しやすいという条件が整っていたことや、現代と違って明治時代は、外来語の意味を意訳して漢字で表したので中国語にも取り入れやすかったこと、「漢字を組み合わせて新たな単語を作るという点で日本人に才能があった」と主張するコメントもあった。

 現代においても、「二次元」や「中二病」などの単語は、中国語に取り入れられ主に若者の間やネット上で使用されており、すでに定着している。以前ほどではないとはいえ、今でも日本語はある程度中国語に影響を与えていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)