新型コロナウイルスの感染者数が急激に減少している。東京では8月、陽性者数が1日5000人を超えたが、それから2カ月ほどしか経っていないにもかかわらず、東京の1日あたりの感染者数は2桁台にまで減少した。

 中国メディアの観察者は14日、日本のコロナ感染者数が激減している理由について、世界各国が頭を傾げていると伝えつつ、「日本は横になって何もせぬまま、新型コロナとの戦いに勝ってしまったのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、東京五輪の開催期間中、東京都では新型コロナウイルスの新規感染者の数が5000人を超えることもあったと指摘する一方、10月11日には東京の感染者数が49人にまで減少し、今年最少となったことを紹介。そして、「日本政府は新型コロナ対策として何もしていないのに、なぜここまで感染者の数が減ったのだろうか」と疑問を投げかけた。

 続けて、日本の「コロナ感染者数の激減」は「奇怪な現象」であると主張したうえで、世界各国で大きな注目を集めていると強調。欧米メディアは「ミステリー」という単語とともに報じたとしたほか、韓国の一部メディアは「日本政府が数字を改ざんしているのではないか」と報じたことを紹介した。

 さらに記事は、日本政府はこれまで新型コロナ対策について「基本的には呼びかけしか行っておらず、他国のように強制的な対策は行ってこなかった」ことを強調。こうした「呼びかけ」による対策は、中国ネット上では「仏系」と揶揄されていたとする一方、その「仏系」の対策しかできなかった日本で、新型コロナの感染者が急激に減少したことは、世界中で驚きをもって受け止められたことを強調した。

 中国の新型コロナ対策は極めて強権的であり、「強制」が一切ない日本の対策は中国からすれば「仏系」に見えるのも無理はない。記事は「日本は横になって何もせぬまま、新型コロナとの戦いに勝ってしまったのか」と疑問を投げかけているが、確かに都市封鎖などの強権的な対策はなかったものの、毎日感染対策を自発的に徹底して行っていた日本人は多いはずだ。いずれにせよ、このまま新規感染者数がリバウンドすることなく、1日も早く終息することを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)