中国のポータルサイト・百度に18日、「感染対策が追いついていなかったのに、日本での猛威を振るった新型コロナの感染第5波が終息しようとしているのは、誰の手によるものなのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、近頃日本の新型コロナ新規感染者数が今年最低を記録し、東京五輪後の日本における最も良いニュースになったと紹介。デルタ変異株の猛威によって急速に感染者が増加していった感染第5波が終息を迎えつつあることについて、「多くの人が日本政府による積極的な感染対策の結果だと認識しているかもしれないが、事実は決してそうではない」と伝えた。
 
 そして、日本政府の新型コロナ感染対策について「一貫して消極的な姿勢を持ち、いかなる強制的な措置を発動しない仏系の感染対策だった」と評し、第5波を食い止める措置が間に合っていなかったにもかかわらずほぼ終息してしまったことについて、世界の科学者たちを困惑させたとしている。
 
 その上で、世界の専門家からは主に2つの仮説が立てられているとし、1つめは変異株自体の持続可能時間が短いこと、もう1つは感染の急拡大から収束までの周期が4か月であるというものだと紹介。中でも変異株の生存サイクルが短いとの見方が強いようで、同じような感染サイクルが日本だけではなく、やはり大方「仏系」感染対策を実施してきた米国でも起きたと伝えた。
 
 また、季節的なサイクルがあるとの予測もあるとし、日本を含む一部の国ではエアコンの使用が増えて空気の流れが悪くなり、ウイルスが繁殖しやすくなる真夏と真冬に感染が増え、気候が快適で換気が十分に行われる春と秋には感染が落ち着くとした。そして、この仮説に基づけば冬が深まるにつれて新たな感染の波がやってくることになるため、現在感染が落ち着いているからといってウイルスを完全に消滅させることは難しく、引き続きの十分な感染予防措置とワクチン接種によって「ウイルスに息をつかせる機会」をできる限り与えないようにすることが肝要だとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)