製造業の高度化を目指し、「中国製造2025」というスローガンのもと製造業を発展させてきた中国。確かに中国製造業は近年、目覚ましい成長を遂げたが、日本の製造業に比べると「まだ大きな差がある」という。

 中国メディアの網易は17日、「目を覚ませ、日本は今でも世界のナンバー2だ」と題する記事を掲載した。日本の製造業を見くびってはいけないと伝えている。

 記事はまず、日本の製造業が中国と違うのは、こつこつと「20年も基礎研究を重ねる」忍耐力があるということだ、と紹介した。他人の功績をかすめ取ろうという気持ちはなく、地道に研究を積み重ねてきたのでノーベル賞を受賞することができ、日本には長寿企業が多いのだろう、とまじめさを称賛している。

 しかし、この日本の製造業の良さは、中国人には理解されてこなかったそうだ。日本の大企業は、家電などの斜陽産業を中国企業に売却していったので、多くの中国人は「日本企業は落ちぶれた」と思い込んでいたが、それはただ事業構造の転換に成功して、より将来性と収益の高い分野に力を入れただけだったと伝えている。日本が新たに力を入れるようになった分野には、素材や部品、水素自動車や過疎地での活躍が期待される自動運転技術などがあると紹介した。

 とはいえ、「20年も基礎研究をこつこつと続ける」というのは、精神論だけではできないことだ。それだけの資金がなければ続かないものだが、その点日本企業はマネーゲームで浪費せずに本業だけに没頭し、こつこつ資金を貯める傾向が強く、研究を続けても倒産しないだけの資本金があると称賛している。

 記事は、製造業で日本は中国を大きく引き離していると指摘しており、日本の製造業には、中国には無い底力があるといえそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)