中国のポータルサイト・騰訊に23日、中国のネット上で「上海に日本人が30万人定住していて、大部分が女性で中国人男性と結婚したがっている」という情報が出回っており、全く根拠のない非現実的な「デマ」であるとする記事が掲載された。
 
 記事は、以前より中国国内の多くのセルフメディアが「上海には30万人の日本人が定住していて、日本人女性たちが中国人と結婚したがっている。上海の男性は日本の男性より女性に優しく、上海における女性の地位が日本よりも高いからだ」などといった情報を流していると紹介。この情報は2018年頃からすでに出回り始め、今なおネット上でしばしば見かけるほど拡散していることを伝えた。
 
 その上で、国勢調査のデータとして、上海に居住している外国人および香港、マカオ、台湾地域からやってきた人びとはすべて合わせても16万人あまりとなっており、日本人だけで30万人住んでいるというのは「そもそもウソである」と指摘した。また、2020年10月1日現在で中国全土に定住している日本人はおよそ11万人で、上海在住の日本人は4万人足らずであると紹介している。
 
 また、上海在住の日本人には若い女性が多い、日本の女性たちはみんな中国人と結婚したがっているという情報も「基本的に何の根拠もない杜撰な内容だ」と断じ、日本政府が発表したデータでは中国在住の日本人の男女比は1:1ないしは1:1.1となっており、ほぼ男女半々であるとことが分かっていると紹介。ましてや、日本の女性がみんな中国人と結婚したがっているという話は「聞こえはいいが、非現実的だ」とした。
 
 記事は、このような非現実的な情報を流し、拡散する中国の一部セルフメディアについて「事の真相よりも、情報を流して大きな利益が得られるかどうかばかりを考えている。だから、これほどウソであることが明らかな情報でも平気で流すのだ。そして、国がセルフメディアを取り締まって整理しなければならない理由でもある。ネットは監督管理が必要であり、決して法外の地ではないのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)