中国のポータルサイト・百度に1日、日本で栽培されている特殊なスイカに中国人にとってはにわかには信じられないほどの高値が付く理由について紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、日本の農業が品質の高さ、効率の高さを求め続け、作物の価値を高めることで成長してきたと紹介。その取り組みにより生産コストは上昇し、日本の農作物の価格は特に果物を中心に高くなっているとした。そして、今年上半期にはマンゴー「太陽のたまご」が2個で20万円という高値で競り落とされたほか、2019年にはブドウの「ルビーロマン」が24粒で120万円という驚きの値段で取り引きされたと紹介。見るからに品質が高そうで、果汁に溢れ、強い甘みを持っていることがうかがえるものの「それにしても値段が高すぎるのではないかという疑問を禁じえない」とした。
 
 また「中国人にとって理解に苦しむのは、中国では500グラム数円で売られているスイカが、日本ではとんでもない値段で売られていることだ」とし、日本ではスイカは多くの人が値段の高さから敬遠する「貴族の果物」になっていると伝えた。そして、2019年に北海道で行われた競りにおいて、現地の特産品であるでんすけスイカに1つ75万円という史上最高値が付けられたことを紹介している。
 
 その上で、でんすけスイカについて1984年から市場に出回るようになった品種で、表皮が黒く通常のスイカのように縞模様が入っていないことが大きな特徴だと説明するとともに、昼夜の温度差が大きいなど北海道の特殊な気候環境でのみ糖度の高いものを栽培することができるとした。栽培にあたりさまざまな環境条件を整える必要があるため栽培コスト、人的コストがかかるほか、収穫量も少ないため、1つあたりの価格も自然と高くなると解説した。
 
 記事は、北海道のでんすけスイカが昨年は新型コロナの影響により大きく値を崩し、最高価格が10万円に留まったと紹介。「とはいえその値段はなおも中国のネットユーザーを卒倒させるには十分だ。その金額があれば、中国ならスイカが300〜400個は買えてしまうのだから」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)