日本人にとって中国は反日感情の強い国という認識が一般的だろうが、中国人の対日感情は「世代」によって大きく違っていると言われている。では、中国の若者は日本に対してどのような印象を抱いているのだろうか。

　中国の動画サイト・西瓜視頻は１６日、中国のショッピングセンターにいた中国人の若者に「日本に対してどんな印象を持っているか」とインタビューする動画を配信した。

　この動画では、１０代の若者数人に「日本は中国に対して友好的だと思うか」と質問している。インタビュワーも中国人であり、動画も中国人視聴者向けに配信されているものであるため、中国の若者たちの本音が聞ける内容だと言えるだろう。

　質問に対し、多くの若者が「歴史問題はあるが、現在の日本は中国に友好的だと思う」、「非友好的な人もいるが、友好的な日本人もいる」と答えており、その答えの根拠として「民間レベルでは積極的に交流が行われているから」、「友好的な行き来が続いているから」と主張する人が多く見られた。

　もちろん「日本は中国に対して全然友好的ではない」といった主張もあったが、日本に対して強い反感を示す若者は見られず、日本が大好きというわけでなくとも、「日本が大嫌いだ」という人は見られなかった。戦争を経験していない中国の若者たちは歴史問題と今の日中関係は切り離して考えていることがうかがえる。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）