カタールワールドカップのアジア最終予選の第7戦で、日本は中国に2−0で快勝した。中国代表にレベルの違いを見せつけたとも言えるが、中国人の多くは「日本サッカーが強いのは、海外でプレーする選手が多いことが関係している」と考えているようだ。中国メディアの百家号はこのほど、欧州でプレーする日本人選手について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人選手の欧州への移籍は大きく分けて「4つの時代」に分類できると分析した。最初はJリーグ発足前の時代で、日本人として初めて欧州でプレーした奥寺康彦氏に続き、何人かの日本人が欧州でプレーし、その後のJリーグ発足にも大きな影響を与えたと伝えた。

 次の段階はJリーグ発足後で、欧州でプレーした代表的な選手として三浦知良選手を挙げた。このころから欧州では日本人選手が重視されるようになってきたとしている。3番目の段階は2000年前後で、W杯での日本の活躍を見て日本人選手の潜在力をよく知るようになった欧州では、中田英寿氏など多くの日本人選手が活躍する機会が開かれたと伝えた。

 4番目の段階は2010年のW杯以降で、本田圭佑選手や香川真司選手、長友佑都選手などの北京五輪世代が欧州で活躍したと紹介した。そして今では、欧州でもすっかり日本人選手がプレーすることが普通の光景になり、最近では欧州へ渡る年齢が以前よりも若年化の傾向にあると分析している。

 そして、欧州でのプレー経験のある選手たちが口をそろえて言うのが「欧州とアジアとではサッカーの概念が異なる」ということで、アジアサッカーが世界の舞台でよい成績を収めるためには、最も進んでいる欧州でプレーする経験が非常に重要だと記事は強調した。そして、この点で日本は大量の選手を欧州へ送り込むことで、全体のレベルを上げていると分析した。

 中国では海外でプレーする選手が少なく、欧州ではほとんど中国人選手の姿を見かけない。日本サッカーの例は中国が強くなるうえで参考になるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)