コロナ禍による自粛をする人が増える影響で、空前の『プラモデル』ブームが起きているが、同様に問題となっているのが転売問題だ。プラモに限らず、昨年のマスクなど、人気商品を買い占めていく「転売ヤー」の存在は、批判の的となっている。
日本で転売ヤーの存在感が増す中、お隣・韓国では意外な品が高値で転売されていた。

それが、済州島(チェジュド)の有名トンカツグルメ「ヨンドン」の予約券だ。
これは、インターネット中古取引サイトを通じて取引されている。トンカツ価格より2〜3倍は高くなっているのだが、購入する人が後を絶たない。
去る9月7日、韓国内のあるオンライン中古取引プラットフォームには「ヨンドン予約権売ります」という文が何度も掲載され、入場券の転売が行われた。

件のヨンドンは開店以来、これまで先着での入場順を実施していたのだが、いつの日からか前日にはテントを張ってまで待機する人や、並び代行を頼む人などが相次いだ。そうした影響や、新型コロナウイルスによる密を避けるため、今年1月からオンライン予約制に変更された。
同店では、転売対策としてGPSによって済州島にいる人限定で予約できるようにしていたのだが、代理予約などを使って予約券を入手して転売する人が後を絶たない。
実際、ヨンドンでのトンカツは9000ウォン(約900円)〜1万ウォン(約1000円)だが、転売ヤーは平均2万〜3万ウォン(約2000〜3000円)、最大で10万ウォン(約1万円)で取引している。
こうした事態に、韓国ネット民は「チケットを買う奴がいるから付けあがるんだ」「売るほうも買うほうもバカみたい」など、冷淡な反応を見せている。
国を超えて行われる転売ヤーたちの活動だが、やっていることは日韓ともに変わらない。正規ルートで購入したい人の手に渡るのが理想なのだが、当面は難しそうだ。
それにしても、定価の10倍で売れるトンカツ。済州島に行く際は、ぜひとも食べてみたいものだ。