近年、神社や寺院の御朱印がブームとなっていますが、お城にも登城の記念となる「御城印」なるものがあることをご存知ですか? 城びとでは、各城にどのような「御城印」があるのか、「御城印」がどこで購入できるのかなどを徹底紹介。城主の花押が象られた松本城や月に祈る山中鹿之助が印象的な月山富田城など、個性豊かな「御城印」が盛りだくさんです! 

最近話題の「御城印(ごじょういん)」って何?
ここ2〜3年で「御城印」を発行するお城が急増しているのをご存知ですか?
「御城印」とは、 半紙(和紙)に城名やゆかりある城主の家紋や花押などの印を押したもの。見た目はお寺や神社でいただける御朱印を参考にされていて、登城の記念にいただけます。「御城印」以外にも、「登閣記念印章」「登城記念御朱印」「城郭符」「御城朱印」など、呼び方はお城によってさまざまです(本記事では「御城印」で統一します)。

2020年時点で500城以上から発行され、なおもその数を増やし続けている御城印。はじまりは漆黒の国宝天守で有名な松本城(長野県)で、平成2年(1990)頃から頒布をしています。なぜ御城印をはじめたかについては、当時の資料が残っていないため不明とのことですが、現在では御朱印ブームも相まって、多い時には1日数百枚もの御城印が頒布されるそう。

通常、お城や城郭保存協会で発行される御城印の売り上げは城郭整備等に使われることが多いですが、郡上八幡城(岐阜県)や唐津城(佐賀県)などでは売り上げの一部を熊本城(熊本県)復興へ寄付するなど、相互扶助のように使われることもあります。