築城名人は城の一流デザイナー
歴史のテレビ番組を見ていたりすると、城の説明でよく、「○○城の縄張は、築城名人○○○○が手掛けました」というフレーズがあります。この「築城名人」。いったいどんな人で、何をした人なのでしょうか?

「豊臣秀吉が築城した大坂城」といっても、実際に秀吉がトンカチやったわけではありませんよね。

「築城者」「築城主」また「城主」は、いわば施主。注文主となる人です。「天守は吹き抜けに!」なんてこだわりが強い施主もいますから、プロデューサーでもあります。いずれにしても築城者となるのは、大名家や時の政権など。安土城(滋賀県)の織田信長 [ 織田家 ]、江戸城(東京都)の徳川家康 [ 江戸幕府 ] ということになります。

この築城者が、設計家・建築家・都市デザイナーまた現場監督の仕事もこなす責任者に依頼します(多くは「普請奉行」に任命します)。これを請け、多くの城・大規模な城の仕事をした人、革新的な仕事をした人を、「築城名人」と呼ぶことが多いようです。