Q)最後に、再建された天守の中ではどの城が一番高いでしょうか? 

約41.5mの大阪城です。現在の大阪城は豊臣秀吉時代の外観と、徳川期の外観を混ぜたつくりになっており、忠実に復元したとはいえないのが惜しいところです。なお、徳川期の大坂城天守は約44mでした。

第2位は約36.1mの名古屋城(愛知県)です。空襲で焼失してしまったため、戦後に再建されたコンクリート造りの天守ですが、写真や図面を元にほぼ焼失前の姿になっています。現存していれば姫路城より大きかったことになります。

第3位は約33mの島原城(長崎県)です。明治時代に建物などが解体されましたが、昭和に天守が再建されました。古写真が残っておらず、古図などを参考に再建したため、どこまで忠実に再現された天守なのかは不明です。

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2018年7月初出の記事を再編・再掲載