ズラタン・イブラヒモビッチが、11年分の想いを噛みしめた。

 現地時間5月22日に開催されたセリエAの最終節(第38節)で、首位のミランが11位のサッスオーロと敵地で対戦。オリビエ・ジルーの2発とフランク・ケシエのゴールで、3―0と快勝を収め、11シーズンぶり19度目のリーグ制覇を決めた。

 スウェーデン代表FWは、ミラン加入1年目でスクデット獲得を果たすも、翌2011-12シーズンに連覇を逃すと、わずか2年で退団。しかし、2年前の冬から再び赤黒のユニホームを身にまとい、今季は怪我に悩まされながら、ラファエウ・レオン、ジルーに次ぐチーム3位の8ゴールを挙げていた。

 サッスオーロ戦でも73分から出場し、歓喜の瞬間をピッチ上で迎えたなか、現地メディア『Sky Sport』で喜びを語っている。

「2年半前に戻ってきたとき、俺は約束をして、それを守った。スクデットを獲得し、ミランをあるべき姿に持っていきたかったんだ。多くの人が笑い、多くの人が信じなかった。その代わりに、俺たちはチームに『犠牲とは何か』を理解させた。監督にもスクデットを獲れることを理解させ、実際に獲ることができた」
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 前回戴冠を果たした2010-11シーズンとは「大きな違いがある」という。

「2011年は、全てを勝ち取ったチャンピオンがいた。ピッチに立って、上手くいかなかったとしても、別のチャンピオンがどうにかしてくれた。今のチームには若手が多く、他のチームで上手くいかなかった選手もいたが、彼らにミランとは何かを理解させた。より大きな満足感、別の物語が生まれたよ」

 そして、ミーノ・ライオラのために――。40歳の大エースは今年4月に急逝した代理人への熱い想いとともに、自身の幕引きについても言及している。

「彼抜きで獲った初めてのトロフィーだ。ミーノは『あと10年やって、もっと金を盗め』と言うだろう。どうしたらいいだろう?健康でなければならない。元気なとき、健康なときに選択ができる。俺がピッチに立つと違いを生み出す。イブラは唯一無二だ。近々俺の将来について知ることになるだろう」

 ミラン復帰3年目で1つの章を終えたイブラヒモビッチ。物語の続きは見られるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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