マンチェスター・ユナイテッドは現地時間7月5日、フェイエノールト所属の左SBタイレル・マラシアが加入したと発表した。

 移籍金は1500万ユーロ(約21億円)で、2026年までの4年契約(1年のオプション付き)。

 リヨン移籍が合意に近付いていたものの、直前で割って入り、獲得に漕ぎ着けたようたこのDFが、マンチェスター・Uにとってようやく今夏1人目の新加入選手となる。

 現在22歳のマラシアは、1999年にキュラソー人の父とスリナム人の母の間にオランダ・ロッテルダムで生を受けた。08年に9歳でフェイエノールトの下部組織に加入し、15年に16歳の若さでプロ契約を締結した。

 20-21シーズンにレギュラーを獲得すると、昨シーズンはリーグ戦32試合、チャンピオンズ・リーグ11試合に出場。169センチと小柄ながら、粘り強い守備と積極的な攻撃参加で注目を集め、一躍今夏の移籍市場の人気銘柄となっていた。

 オランダ代表ではU−16代表に選出されて以降、世代別代表の常連となったいわゆるエリート。21年9月にはA代表のルイス・ファン・ハール監督の目に留まり、9月4日のモンテネグロ戦でA代表デビューを飾った。現在では5キャップを刻んでいる。
 
 テン・ハーフはアヤックスの指揮官時代にも獲得に動いていたマラシアを高く評価しているという。新天地ではイングランド代表のルーク・ショーとのポジション争いが待ち受けている。

 加入が決定したマラシアは、クラブ公式サイトで次のようなコメントを発表している。

「マンチェスター・ユナイテッドに加入できたことをとても嬉しく思っている。新たなチームメイトや素晴らしい監督とともに、新たな冒険がスタートする。エールディビジで対戦した経験から、監督のことはよく分かっているよ。僕はまだ若く未熟かもしれないけど、このユニホームを着て、常にピッチで全力を尽くすことをファンに約束するよ」

 マンチェスター・Uでフットボールディレクターを務めるジョン・マータフは、「タイレルはエールディビジで5シーズンプレーし、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝、オランダ代表での国際マッチなど、年齢に似つかわしくないキャリアを送っている。エキサイティングでダイナミックな選手だ。テン・ハーフ監督とコーチ陣の指導の下で、今後さらに成長していくことを期待している」と、獲得の喜びを語っている。

 はたしてオランダ代表の新星は、新生ユナイテッドの躍進に貢献することができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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