残したインパクトは小さくなかった。
現地時間1月25日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の準々決勝で、久保建英が所属するレアル・ソシエダは、バルセロナと敵地カンプ・ノウで対戦。52分に叩き込まれたウスマンヌ・デンベレのゴールで0−1と敗れた。
かつてカンテラ(下部組織)に所属した古巣との一戦で、4−3−1−2のトップ下に入った久保は、劣勢のチームの中で随所に持ち味を発揮した。
30分にクロスバー直撃のシュートを放てば、59分には左サイドで敵のパスをカットして、そのまま持ち込んで正確なクロスを供給。絶好機を創出したものの、アレクサンダー・セルロトのシュートミスでこのチャンスを逃した。
ただ、カタルーニャの雄にとって、最も脅威になっていたのがこの14番だったのは間違いない。バルサ寄りで知られる『Mundo Deportivo』紙も、ソシエダの「最高の選手」として評価。こう絶賛している。
「日本人の並外れたパフォーマンスは、疲れ果てて交代するまで、ホームチームの守備陣にとって悪夢だった。彼はクロスバーにボールをぶつけ、天才的なお膳立てでセルロトに(ほぼ)ゴールをプレゼントし、絶え間ないドリブルで打撃を与えた」
同紙は、かつてカンプ・ノウでのデビューを夢見て、このバルサで研鑽を積んでいた若武者に、一言こう添えている。
「彼は戻ってきた」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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