マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOB、リオ・ファーディナンド氏がリバプールの“失態”を強調した。英メディア『SPORT BIBLE』が２月１日付けで伝えている。

　リバプールは昨季、国内カップ戦で２冠、チャンピオンズリーグ（CL）で準優勝、プレミアリーグでは２位の結果を残した。しかし、今季はリーグ戦で９位に沈み、現在首位のアーセナルからは21ポイント離されており、FAカップとリーグカップはいずれも４回戦で敗退。狙えるタイトルは事実上、CLのみとなっている。

　不調の要因として考えられるのが、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、ロベルト・フィルミーノと、攻撃陣の相次ぐ負傷、そして長らく主軸を担ったサディオ・マネのバイエルン・ミュンヘン移籍だ。

　マネと抜群のコンビネーションを発揮した大エースのモハメド・サラーにも陰りが見え、昨季はリーグ２位の94得点を誇ったのに対し、今季はちょうど半分の試合数を終えた時点で34点に留まっている。
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　各方面から厳しい声が飛ぶなか、ファーディナンド氏は自身のYouTubeチャンネルで、マネの退団を疑問視。「なぜ彼らは残留させるために金を使わなかったんだ？」と訴えている。

「彼らは間違った選手を手放した。フィルミーノを行かせるべきだったんだ。彼が求めていた契約や、サラーと似たようなものを与えれば、残ってもらえたはずなのに、ワールドクラスの選手を手放すなんて、理解できないよ。

　本当に意味が分からない。リバプールファンは皆、そこに座って、『ワオ、どうしてあのような優秀な選手を我々の手から逃がしてしまったのだろう？』と思っているに違いない」

　ファーディナンド氏は昨季も怪我に苦しめられ、加入後最低の成績に終わったフィルミーノを放出すべきだったと考えているようだ。ただ、比較対象のマネも現在負傷中で、カタール・ワールドカップ出場を逃したのもまた事実だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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