プレミアリーグで17位に沈むリーズは現地２月６日、成績不振を理由にジェシー・マーシュ監督を解任すると発表した。

　ザルツブルク時代にアーリング・ハーランドや、南野拓実を指導したアメリカ人指揮官は、マルセロ・ビエルサの後を受け、昨年２月に緊急就任。チームを見事に残留へと導いたが、開幕から指揮を執った今シーズンは思うように勝ち星を積み上げられず。リーグ戦は直近７戦未勝利で、降格圏のエバートンと同じ18ポイントを獲得するに留まっていた。

　後任探しが注目を集めるなか、リーズのレジェンドOBポール・ロビンソン氏からひとつの提言が飛び出した。英紙『The Sun』の取材に応じた同氏は、元横浜F・マリノス監督で、現在は古橋亨梧ら日本人５選手と共にセルティックで戦う、アンジェ・ポステコグルーの招聘を切望したのだ。次のように主張している。

「ウェストブロムのカルロス・コルベランをという話もあるが、個人的にはセルティックからポステコグルーがやってくるのを見たいね。彼ら（リーズ）は、即戦力を連れてこなければならない。リーグを知り尽くし、選手を熟知している人というのは、よく言われる話だ。しかし私にとっては、それはまず人のマネジメントに優れた人物でなければならない。

　スコットランドリーグを連覇し、またトロフィーを獲得しそうな今、ポステコグルーを呼ぶのは非常に難しいだろう。だが、彼のマネジメント能力やスコットランドリーグへの適応力、獲得したトロフィーの数を考えれば、後任に相応しい人物だろう。私は彼をとても気に入っているんだ」
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　元イングランド代表GKはさらに、かつてリーズで共闘したハリー・キューウェル氏がポステコグルーの下でアシスタントコーチを務めている点にも着目。準備は整ったと訴える。

「ハリー・キューウェルをアシスタントに迎えているので、すでにつながりはある。彼がプレミアリーグに来るのは時間の問題だと思うし、リーズが今すぐ船を出して彼を獲得しに行くのを見たいね」

　日本と縁深いオーストラリア人指揮官がリーズの監督に就任するとなれば、サムライ戦士のプレミア参戦にあたり、朗報ともなりそうだが……。はたして実現の可能性やいかに。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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