ブライトンの三笘薫は先週末のボーンマス戦で劇的な決勝点を叩き出し、英公共放送『BBC』が選出する「第22節のベスト11」に選出された。

　トッテナムやマンチェスター・ユナイテッドのOBであるガース・クルックス氏は選考にあたり、「この日本代表選手は、1970年代に若き日のピーター・ウォードが現われて以来、私が見たブライトンの選手の中で最も刺激的だ」と最大級の賛辞を贈っている。

　これを受けて、ロンドンのクラブのニュースを主に発信している『IcFootballnews』は「ブライトンはどこからこのようなクオリティの高いプレーヤーを見つけてくるのか？ 彼らのスカウトネットワークは本当に素晴らしい」と南海岸のクラブのスカウティングを賞賛。こう続けている。
 
「ミトマは非常にエキサイティングなウインガーで、彼のスキルで相手選手を打ち負かすことができる。彼は最速ではないかもしれないが、確かに見ていて楽しい」

　そして、「彼がシーズンの残りの期間も印象に残るプレーをするなら、チェルシーが公式に動き出すだろう。彼はグラハム・ポッター監督のチームのウイングのクオリティをさらに高め、ファンが見て楽しめる選手だ」と主張。アーセナルが関心が示していると囁かれている25歳の争奪戦にロンドンのライバルクラブも加わると見立てているようだ。

　そのポッター監督は、今シーズン途中まで他でもないブライトンを率いていた。その際、三笘は全てベンチスタートで、途中出場で活躍しても先発で起用しなかった。チェルシーに引き抜かれた後に大ブレイクした日本代表MFとの共闘を望むのか。そもそも、来シーズンも指揮を執れるかどうかは不透明な状況だが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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