[J２第７節] 町田１−０藤枝／４月２日／町田GIONスタジアム

　FC町田ゼルビアは４月２日、J２第７節で藤枝MYFCと対戦。開始５分にミッチェル・デュークが決めた先制ゴールを最後まで守り抜き、１−０の勝利を収めた。

　攻撃的なサッカーを志向する相手にボールを握られ、押し込まれる時間が長く続いたが、ゴール前に強固な守備ブロックを敷き、相手の得点を許さなかった。シュートを打たれても、身体を投げ出してシュートブロック。DFだけでなく、チーム全体で組織的に守り、ホームに駆け付けたサポーターへ勝利を届けた。

　黒田剛監督は今シーズンの開幕前から“守備の積み上げ”を強調。それが着実にチームに浸透し、結果にも表れている。
 
　この試合でダブルボランチの一角を務め、守備はもちろん、鋭い縦パスで攻撃の起点となった髙江麗央は、「ゴール前でのシュートブロックは、監督が一番と言っていいほど、求めているところ。それを選手一人ひとりが意識しているのもあるし、それが染みついてきていると思う」と手応えを口にした。

　また、今季から指揮を執る指揮官の印象については、次のように述べた。

「妥協を許さないし、求められることをできるようになってきている選手も増えてきているので、本当に組織作りが上手な監督だと思います。ピッチ内外でオンとオフがはっきりしていて、普段はすごく喋りやすい監督ですし、ピッチに入ればすごく強く求めるというように、それがしっかりしています」

　町田はJ２でクラブ史上初の６連勝を達成し、首位を堅持。ここからさらに勝点を重ね、悲願のJ１昇格を成し遂げられるか。次節は８日、ホームでブラウブリッツ秋田と相まみえる。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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