現地時間5月10日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第1レグで、ミランは宿敵インテルとサン・シーロで対戦。0−2で敗れ、公式戦10試合ぶりの黒星を喫した。

 先制を許したのは、開始わずか8分。CKからエディン・ジェコが左足でのボレーで叩き込まれた。相手を勢いに乗せてしまうと、その3分後にはヘンリク・ムヒタリアンに追加点を奪われた。その後に反撃に出るも1点が遠く、決勝進出に黄色信号が灯った。

 英公共放送『BBC』によれば、CBでフル出場したフィカヨ・トモリは試合後、「明らかに失望している。試合開始早々、あのような形で2失点してしまった」と、スタートの大失敗を嘆いた。

「最初の失点はコーナーからで、その直後にも得点を許してしまった。0−0の時でさえ難しいのに、最初の15分間で2点ビハインドなんて最悪だ。リズムを掴むのに時間が掛かった。チーム内には少し不安もあったね。このような試合で、そんなことをしているようでは駄目だ」
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 とはいえ、逆転の望みが絶たれたわけではない。1週間後の第2レグに向け、25歳のイングランド代表DFは、決意をこう示した。

「まだ1試合目だ。下を向くわけにはいかない。正しい強度でプレーしていれば、ラストパスやラストシュートがもう少し正確だったら、得点できたかもしれない。悔しいが、その部分をひきずってはいけない。次の試合に進むしかない」

 昨シーズンのセリエA王者は、宿敵に見事リベンジを果たし、16年ぶりの欧州制覇に王手をかけられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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