鹿島アントラーズは5月13日に公式YouTubeチャンネルを更新。14日のJ1第13節・名古屋グランパス戦に向けたFW鈴木優磨のインタビューを公開した。

 名古屋戦は「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打って国立競技場で行なわれる。注目度の高い一戦だが、優磨は「特別かと言われると、僕自身はそう捉えていなくて。目の前の1試合が本当に大事」と、いつも通りを強調する。

 名古屋の印象は「近年、(監督の)長谷川健太さんが率いるチームは後ろでしっかり守って、前に強力な3人を置いて点を取るのが、僕のイメージ。後ろをしっかり守って、カウンターで(キャスパー・)ユンカー選手、マテウス(・カストロ)選手、永井(謙佑)選手が脅威になってくる」と語る。

 堅守が売りだが「うちが今やっていることを、どんどん出していけば、点を取ったら、相手は出てこないといけない状況になると思うので。そういうイメージ」と展望する。
 
 今季の鹿島は開幕から苦しみ、4連敗を喫するなど、一時期は15位に後退した。そこから、直近は4連勝で暫定5位まで浮上してきた。復調の要因について、優磨は「チームとしても、個人としても、やるべきことが、しっかり明確になったので。良い形で勝てているのかな」と考えている。

 自身は、直近の5試合で4得点を決めていて、ここまで6ゴールでJ1得点ランキングでは3位タイにつけている。コンディションが良いとしたうえで、周囲へ感謝する。

「周りの選手のおかげで点を取れていて。本当、みんなが一生懸命に守ってくれて。俺のために、垣田(裕暉)らが走ってくれて。それでのチャンスなので。そういう選手に感謝しないといけない。

 あくまで、自分もチームの駒でしかない。そのなかで、非常にチーム全体が一体感を持ってやれているのは、自分自身にもチームの結果としても、良くなっている」

 ファン・サポーターに対しては「チームは今、非常に良い状態で迎えていて、ここで上位チームの名古屋と試合をすることにより、僕たちも、さらに自信を得たいと思う。皆さんの応援が本当に力になっていて、苦しい時も僕たちを支えてくれたおかげで、少しずつチームは上向いている。名古屋戦も厳しい試合になると思うので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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