U-20ワールドカップに参戦中のU-20日本代表FWで、ボルシアMGでの飛躍をめざす福田師王の前に新たなライバルが現われそうだ。ドイツ紙『ライニシェ・ポスト』が21日、バイエルンのセカンドチームでプレーするFWグラント=レオン・ラノスのボルシアMG移籍が迫っていると報じた。

 生まれも育ちもドイツのラノスは今年3月、父親の祖国であるアルメニアでA代表初キャップを刻んだ19歳の俊英。キプロス相手に2ゴールを叩き込むセンセーショナルなデビューを飾った。バイエルンⅡでもリーグ戦34試合に出場して、20ゴール・12アシストと傑出した数字を残している。

 ラノスとバイエルンの契約は今シーズンかぎりで切れる見込みで、ボルシアMG入団時は1歳年下の福田にとって無視できない存在となりそうだ。

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 フランス代表FWマルキュス・テュラムの今シーズンかぎりでの退団が決まっているボルシアMGは、ラノスとは別に実績のあるストライカー獲得を目論んでもいる。

 福田を武者修行に出すのか、ユースチームでもう1シーズン研鑽を積ませるのか。それとも一気にトップチームに引き上げるのか。今夏の陣容整理に注目したい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部