イタリアではミランとの合意が騒がれている。だが、鎌田大地に関心を寄せる強豪は少なくない。ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールも、以前から鎌田獲得の噂が絶えないクラブだ。

『FOOTBALLFANCAST』は5月27日、かつてシャルケを契約満了で退団し、リバプールに加入したジョエル・マティプのように、鎌田がクロップ監督のチームで重要な存在になり得ると報じた。

 同メディアは「2016年にシャルケからフリーで加わったマティプは、クロップの下でタイトル獲得に不可欠だった」と伝えている。

「クロップはカマダを獲得することで、母国のリーグからの補強で再び成功できるかもしれない」

 FOOTBALLFANCASTは「『Express』によると、26歳はリバプール新SDとなるシュマットケの候補リストに入っている。来季の復調を狙うチームにとって賢明な補強となるかもしれない」と続けた。

「スキルセットという点でマティプとカマダがあまり似ていないのは確かだ。だが、ドイツからフリーで獲得可能な選手を抜け目なく獲得しようとするのは、リバプールにとって実りある道かもしれない」
 
 さらに、同メディアは「両足を使えるダイナミックな攻撃的MFで、中央やサイドの様々なポジションをこなせるカマダは、リバプールの苦悩に対する完璧な答えとなるかもしれない」と報じている。

「この7年で初めてチャンピオンズリーグ出場権を逃したリバプールは、多くの選手の退団が見込まれ、中盤補強の必要に迫られている。リバプールは新たな次元を必要としており、カマダの加入で中盤を若返らせられるかもしれない」

 ミランで本田圭佑以来の日本人選手となるのか、リバプールで南野拓実に続く日本人選手となるのか。それともまた別のクラブを新天地とするのか。鎌田の決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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