高校2年生でプロ生活をスタートさせ、19歳でバイエルン・ミュンヘン加入&日本代表デビュー。ガンバ大阪に復帰してからは、J1昇格後即3冠達成という偉業を成し遂げた。

 先月6日に31歳となった宇佐美貴史は、15年のキャリアで数々の印象的なシーンを生み出し、濃密な日々を過ごしてきた。そのなかで「ベスト」は、いつ、あるいはどこなのか。

「ゴール」「試合」「スタジアム」の3つを尋ねた。

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 ベストゴールは2015年の清水戦(J1ファーストステージ第5節)のものです。全部空間でイメージができたんで。背後も見えてないけど、見えてるようなイメージでできたし、技術的にもしっかりできました。なかなか難しいトラップではあったと思いますけど、あれもひとつの個の力ではあると思います。

【動画】「全部空間でイメージができた」宇佐美が選ぶ文句なしのマイベストゴール!
 
 ベストゲームはたくさんあるんですけど……デュッセルドルフにいた時に、その当時のシーズン無敗やったドルトムントに、うちのホームで戦って勝っちゃった試合(2018-19、ブンデスリーガ第16節)ですかね。2−1で。あの試合はめっちゃ嬉しかったですね。ほぼ守備しかしてないんですけど……。ほんまにボールを追っかけて守備して、スライディングして泥にまみれて、なんとか勝ったみたいな。めっちゃ嬉しかったですね。

 スタジアムは……。ドルトムントのスタジアムは凄いですね。あとレアル(・マドリー)の(サンティアゴ・)ベルナベウも凄かったですね。でもドルトムントのスタジアムは声援も込みで言うと、やっぱりちょっと抜けてますね。

 凄いですよ、ほんまに。バイエルンに所属していた時にバスで通ったら、バスがめちゃくちゃ汚れて。物投げてくるし、ビール投げてくるし、唾吐いてくるし。バスから降りた時にバスがドロドロになってました。でもそれも、ひとつのサッカーの魅力……とまでは言わんけど。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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