今シーズンのセリエAを制したナポリは、韓国代表DFのキム・ミンジェが大ブレイクしたこともあり、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はアジア選手への興味を隠していない。

 これまで鎌田大地、三笘薫、久保建英、堂安律、板倉滉、守田英正らへの関心が取り沙汰されたなか、新たに浮上した選手がいる。セルティックで躍動を続けるMF旗手怜央だ。

 イタリアメディア『FARAN TUBE』は6月1日、「セルティックの日本人オールラウンダー、レオ・ハタテがナポリから注目されている」と伝えている。

「ナポリはチームに加えられる若い才能を求めて市場を監視し続けている。ナポリスカウトの最新の発見は、1999年に生まれの日本人、ハタテのようだ。この選手は2019年のユニバーシアード大会から注目されており、日本に優勝をもたらす素晴らしいパフォーマンスで目立っていた」
 

 同メディアは「2022年1月以来、彼はスコットランドに移住し、よりフィジカル的に厳しい環境でもうまくやっていけると証明した。彼は9ゴール・11アシスト、イエローカードはわずか1枚で、スコットランドリーグ最優秀選手の候補の一人となった」と続けている。

「ハタテは、フィールド中央の複数のポジションをカバーできるセントラルMFであり、常に高いパフォーマンスを発揮する。両足を使え、洗練されたキックでチームメイトにボールを供給し、アシストやカットでしばしば称賛されている」

 記事は「同選手はミトマの衝撃を再現したい(ロベルト・)デ・ゼルビ率いるブライトンを含む複数のチームの目に留まったようだ。ハタテはスコットランドで快適に過ごしているが、彼の素晴らしいシーズンとその特徴は、より要求の高いチームで新たな挑戦をする準備ができていることを示唆している」と綴り、こう締めくくっている。

「ナポリも彼をフォローするためにスカウトを派遣しているチームのひとつのようだ。ハタテが夏にどこでプレーするかはまだ分からないが、一つ確かなことは、彼の才能が注目されていないわけではないということだ」

 イタリア王者は旗手ら日本人選手を手中に収めるのか。今後の動きから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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