ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが電撃的に現役引退を発表した。

 現地6月4日に開催されたセリエAの最終節でミランはヴェローナをホームに迎え、3−1で勝利した。

 イタリアメディア『Football Italia』によれば、この試合の後、退団が決定していた41歳のレジェンドはピッチ上でファンに挨拶。涙を流しながらマイクを握ると、「このスタジアムにはたくさんの思い出と感情が詰まっている」と切り出し、こう言葉を続けた。

「私が初めてここに来たとき、あなたたちは私に幸せをくれた。二度目は愛をくれた。家族や身近な人たちの辛抱強さに感謝したい。第二の家族に感謝したいと思う。選手、コーチ、スタッフのみんなが、私に与えてくれた責任に感謝したい。チャンスを与えてくれた監督たちに感謝したい」
 
 そして、「最後になりましたが、ファンの皆様に心から感謝を申し上げたい。あなたたちは両手を広げて私を歓迎してくれた。私は生涯ミラニスタであり続けるだろう。フットボールに別れを告げる時が来たけど、あなたたちには別れを告げる時ではない。難しすぎるし、感情が溢れすぎている」と話し、ユニホームを脱ぐことを告げた。

 キャリア通算で866試合に出場して511ゴール。強烈なパーソナリティでファンに愛された男は、最後にこう締め括っている。

「また会いましょう。フォルツァ・ミラン、そしてさようなら」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】涙を流しながら引退を発表するイブラヒモビッチ

【PHOTO】まさにスタジアムの華! ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!