2023年6月7日、シャルケが吉田麻也の退団を発表。チームがブンデスリーガ1部に残留していれば契約更新の予定だったが、2部降格の憂き目に遭ったためそうなった。

 それで気になるのは、吉田の今後である。スポーツニッポン新聞社の垣内記者は、公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』の「最新移籍—マーケット情報」で独自の見解を示してくれた。

「まずはヨーロッパでチームを探す。(フランクフルトの)長谷部選手と同じで、行く行くはヨーロッパでコーチライセンスを取得したい意向があると聞いています。あとは来年1月にアジアカップがあって、本人はそこを集大成にしたいという考えもあるみたいです。で、森保監督も2月の欧州視察で『呼びたい』みたいなことを言ったというのを噂に聞いています」
 

 日本代表でのチャレンジを考えると、少なくともアジアカップまではヨーロッパでプレーしたい。それが吉田の描くシナリオではないかと、垣内記者は予想する。

「なので、Jリーグ復帰は最後の選択肢になるんじゃないかと」

 プレミアリーグのクラブに限らず、その下のカテゴリー、例えばチャンピオンシップのサウサンプトン復帰の話が出てくれば……。「中東のクラブからはずっと話があると聞いているので」(垣内記者)、サラリーを優先するなら、そういう選択肢もありそうだ。

 アジアカップを本当に集大成とするなら、いずれにせよ、新天地でコンスタントでプレーする必要は少なくともある。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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