現地時間6月10日にトルコのイスタンブールで開催されたチャンピオンズリーグ決勝で、プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティと、セリエA3位のインテルが対戦した。

 悲願の欧州制覇が懸かるシティは開始3分、デ・ブライネの縦パスをペナルティエリア内で受けたハーランドが左足を振り抜くも、クロスバーを大きく越えたうえ、オフサイドの笛が吹かれる。

 対して13シーズンぶりの戴冠を目ざすインテルは20分、3試合連続でゴールまたはアシストをマークしているブロゾビッチが、ゴール前で右足を一閃。しかし、枠を捉えきれない。

 互いに攻め合うなか、27分にシティの大エース、ハーランドが再びエリア内でシュートを放つが、GKオナナに阻まれる。

 その直後には思わぬアクシデントが発生。デ・ブライネが右ハムストリングを気にして座り込むと、一度はプレーを続けたものの、数分後にフォデンと代わり、ピッチを後にした。今シーズンに4度目のプレミアリーグアシスト王に輝いたベルギー代表MFは、チェルシーに0−1で敗れた2年前のCL決勝に続き、無念の負傷交代となった。
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 スコアレスで折り返すと、後半に入って57分にインテルも選手交代。古巣対戦となった37歳のジェコを下げ、好調のルカクを送り込む。

 迎えた68分、シティがついにスコアを動かす。ベルナルド・シウバの折り返しからロドリが絶妙なコントロールショットを叩き込んだ。

 ビハインドを負ったインテルは、71分にディマルコがエリア内で立て続けにヘディングシュートを放つが、1度目はクロスバー、2度目はルカクに当たってしまう。

 追加点を目ざすシティは、78分にフォデンが美しいターンから一気にエリア内に侵入し、左足で狙うもコースが甘く、オナナにストップされる。

 その後、インテルは必死に反撃を目ざし、ルカクが決定機を迎えたが、相手守護神エデルソンのビッグセーブに阻まれ、同点弾は奪えなかった。

 白熱の一戦はこのまま1−0で終わり、稀代の名将ペップ・グアルディオラが率いるシティが、ついにCL初優勝を果たした。また、プレミアリーグ、FAカップと合わせ、3冠達成となった。

 一方、ローマはヨーロッパリーグで、フィオレンティーナはヨーロッパカンファレンスリーグで敗れていたなか、イタリア勢は欧州カップ戦の決勝で3連敗となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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