現地時間12月2日に開催されたプレミアリーグ第14節で、冨安健洋が所属する首位のアーセナルは、12位のウォルバーハンプトンと本拠地エミレーツで対戦。2−1で公式戦5連勝を収めた。

 好調のアーセナルは立ち上がりからウルブスを強襲。6分にブカヨ・サカ、13分にマーティン・ウーデゴーが得点を挙げ、いきなり2点をリードする。しかし、以降はチャンスを作りながら、なかなか追加点を奪えない。

 すると、ふくらはぎの違和感を訴えた冨安が退いた直後の86分、オレクサンドル・ジンチェンコの自陣ゴール前での不用意なボールロストから、マテウス・クーニャに被弾。1点差とされ、ややドタバタしたが、ホームサポーターの前で確実に勝点3を掴んだ。

 英紙『Mirror』によれば、ミケル・アルテタ監督は試合後、「選手たちを褒めるしかない。彼らは素晴らしかった。本当に良い相手と対戦し、多くのものを生み出し、ほとんど何も失わなかった」と称賛。ただ、楽勝ムードの前半から一転、最終的には薄氷を踏む勝利となった点には苦言を呈した。
【動画】冨安の2戦連続アシストで快調スタート→ジンチェンコの痛恨ミスで最後はヒヤリ
「スコアラインは大きく違ったはずだ。ポストを3度叩いたのは、とても不運だったと思う。最後はゴール近くでミスをしてしまった。そういったプレーをすると、プレミアリーグでは大きな罰を受ける羽目になる。それで最後はゲームが揺れた」

 ミスをしたジンチェンコ個人について問われた際は、「彼を愛さなければならない。どんな選手にも長所と短所がある。アレックスにはもっと多くの長所がある」と説明。多才なウクライナ代表DFを全面的に擁護した。

「どんな選手にも起こりうる話だ。警戒すべきエリアがあるなかで、我々は教訓から学ばなければならない。私たちはもっと良くなる」

 20年ぶりのプレミアリーグ制覇へ。勝利の中で見つかった課題は、早急に改善したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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