現地時間4月21日に開催されたプレミアリーグ第34節で、3位のリバプールは12位のフルアムと敵地で対戦。3日前のアタランタ戦は、ヨーロッパリーグ10試合目にして初めてスタメンを外れたうえ、出番なしに終わっていた遠藤航が先発に復帰した。

 アーセナル、マンチェスター・シティと熾烈な優勝争いを繰り広げるリバプールは3分、アレクサンダー=アーノルドがピンポイントで上げたアーリークロスに、ディアスがヘッドで合わせるが、惜しくも枠の左に外れる。

 なおも押し込み、22分にアレクサンダー=アーノルドとの連係でペナルティエリア右を攻略したディアスがラストパスを供給。しかし、パスがやや強く、受けたジョッタは上手く足に当てられず、ビッグチャンスを逃す。

 アウェーチームは迎えた32分にゴラッソで先制点を奪う。ジョッタがペナルティエリア手前でFKを獲得し、アレクサンダー=アーノルドが自慢の右足で狙うと、カーブをかけた鋭いシュートはゴール左隅に吸い込まれた。

 ただ、反撃に遭うなかで45+2分にカスターニュに押し込まれて被弾。1−1で前半を終えるも、後半開始直後の53分にフラーフェンブルフが、絶妙なコントロールショットで叩き込み、すぐさま勝ち越しに成功する。
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 以降、地力に勝るリバプールが圧倒し、72分に貴重な3点目を奪取。ガクポのパスで抜け出したジョッタが冷静なフィニッシュでネットを揺らした。怪我を乗り越えた27歳のポルトガル代表FWは、2月のバーンリー戦以来のゴールで、リーグ戦二桁得点を達成した。

 直後には3枚替えを敢行。ベンチスタートとなっていたサラー、ヌニェス、マカリステルを投入し、試合を決めにかかる。

 90+4分には遠藤がサラーに縦パスを送り込み、一気にチャンスとなるが、4点目には繋がらない。

 結局、3−1でタイムアップ。逆転での4年ぶり20度目のリーグ制覇に向け、リバプールが確実に勝点3を積み上げた。

 なお、セカンドボールの回収や、球際で存在感を発揮した遠藤は、フル出場でフルアム撃破に貢献した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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