4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、暫定ながら首位のアーセナルは5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。冨安健洋は5日前のチェルシー戦(5−0)に続いて、左SBで先発出場を果たした。

 ノースロンドン・ダービーの開始15分、20年ぶりの優勝を目ざすアーセナルが、オウンゴールで先手を取る。サカが鋭いCKを送り込むと、冨安と激しく競り合っていたホイビェアの頭に当たってゴールに吸い込まれた。

 23分にはCKの流れから、ファン・デ・フェンにネットを揺らされるも、VARチェックの末にオフサイドで失点は取り消される。

 際どい判定に救われると、直後の27分にカウンターからサカが鮮やかに追加点をゲット。さらに38分にはCKからハバーツがヘッドで叩き込み、一気に3点をリードする。

 理想的な試合展開となるなか、前半終了間際の45分に1本の縦パスからソン・フンミン抜け出され、大ピンチを迎える。しかし、韓国代表キャプテンのシュートは、大きくクロスバーの上を越え、難を逃れる。
【動画】冨安がオウンゴールを誘発
 3−0で折り返して迎えた48分、FKにファーで反応した冨安が身体を投げ出してのヘッドで合わせるが、枠を捉えきれない。53分にサカが放った決定的なボレーシュートもGKヴィカーリオの好守に阻まれる。

 63分には両軍が揃って交代。アーセナルがトロサールに代えてマルチネッリ、トッテナムがマディソンとホイビェアを下げ、リシャルリソンとビスマを送り込む。

 すると、その数秒後に痛恨のミスから失点。守護神ラジャが迷ないながら出したパスが、攻め上がっていたCBロメロにペナルティエリア手前でカットされ、そのまま難なく流し込まれた。

 相手が勢いづくなか、87分にライスがペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを献上。これをソン・フンミンにきっちり決められ、1点差とされる。

 トッテナム・ホットスパー・スタジアムは押せ押せの雰囲気となったものの、同点弾は許さず。前半の大勝ムードから一転、最終的には3−2で接戦を制し、首位を堅持した。

 なお、冨安はタイムアップの瞬間までタフに走り抜き、フル出場で宿敵撃破に貢献した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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