U-17日本女子代表は現地5月16日、インドネシアで開催されているU-17女子アジアカップの準決勝で韓国と対戦。3−0で快勝し、決勝進出を果たした。

 日本はグループステージ初戦でタイに4−0、第2戦でオーストラリアに4−1、最終節で中国に4−0で勝利を収め3連勝。B組を首位で突破した。決勝トーナメントの最初の相手はA組を2位で通過した韓国だ。

 今大会は3位以上が10月に開催されるU-17ワールドカップの出場権を獲得。この試合に勝てば、W杯行きが決まる重要な一戦で日本は、立ち上がりからボールを握り、テンポ良く繋いで相手ゴールを強襲する。

 3分、右サイドでの連係から、ペナルティエリア右に進入した辻あみるの放った右足のシュートは、GKにセーブされる。

 4−4−2のシステムで守備時には引いてブロックを固める韓国に対し、ボール保持率で大きく上回る日本は中央、サイドからなど、多彩な攻撃パターンで崩していく。しかし、フィニッシュの精度を欠いてなかなかネットを揺らせず。

 それでも40分に、根津里莉日の2試合連続ゴールで先制。左サイドからの古田麻子のクロスをゴール前で辻が落とし、これを根津が右足のコントロールシュートで決め切った。終盤には韓国に危険なシーンを作られたが、GK福田真央の好セーブもあり、日本が1点をリードして前半を終えた。
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 後半も日本が主導権を握る。61分には、センターライン付近でボールを奪った古田がショートパス。これを受けたキャプテンの眞城美春がワンタッチで抜け出すも、GKとの1対1をモノにできず。

 2点目が遠かったが、68分に待望の追加点。右サイドの福島望愛のクロスをボックス内で収めた眞城が、左足を振り抜きゴール右に突き刺した。さらに88分には、ゴール前のこぼれ球を眞城が詰めて3点目を奪う。

 このまま終了し、韓国を下したリトルなでしこが今大会3位以内を確定させ、W杯への切符を手にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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