ラツィオの鎌田大地は5月19日、セリエA第37節のインテル戦でゴールを決めた。第3節ナポリ戦以来となる約8カ月半ぶりの得点だ。

 鎌田は33分にペナルティエリアの外から左足を振り抜き、チームに先制点をもたらした。ダブルボランチの一角ではなく、2列目で先発出場した試合で得点を挙げたのは、評価をさらに高めたのではないだろうか。

 しかも、相手は今季のセリエAで圧倒的な強さを誇り、通算20回目となる優勝を果たしたインテルだ。その本拠地サン・シーロでゴールを決めたインパクトは大きい。

 前回ゴールを決めた相手も、昨季のリーグ戦で圧倒的な強さを誇って優勝したナポリだ。同じシーズンに昨年度の王者、そして今年度の王者を相手にゴールを決めたかたちとなる。
【動画】鎌田がインテル戦で決めた衝撃の左足ミドル弾!
 ジュゼッペ・パストーレ記者によると、同一シーズンに新旧王者の双方から得点をあげたのは、1996-97シーズンのピエルルイジ・カジラギ以来とのこと。同じラツィオの選手だったのは運命か。

 同記者の投稿を伝えた地元メディア『Radiosei』は、「バンザイ、カマダ。またチャンピオンにゴール」と報道。また、ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』は「カマダはイタリア王者の天敵」と伝えた。

 リーグの上位を競うライバルとなるビッグクラブ相手に結果を出せるかどうかは、個人としてもチームとしても評価の指標となり得る。今季の2ゴールで、強豪相手の勝負強さを期待されるようになるかもしれない。

 周知のとおり、鎌田はラツィオとの契約を延長するかどうかが注目されている。ナポリとインテル相手にゴールを決めた「チャンピオンキラー」の残留を、ラツィオのファンは望んでいるのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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