5月19日に開催されたプレミアリーグ最終節で、逆転優勝を目ざす2位のアーセナルは、下位に沈むエバートンとホームで対戦。40分に先制を許すも、43分に冨安健洋が同点弾、89分にカイ・ハバーツが勝ち越し点を挙げ、2−1で逆転勝利を収めた。しかし、首位のマンチェスター・シティも勝点3を積み上げたため、20年ぶりのリーグ制覇とはならなかった。

 この一戦をもってミケル・アルテタ体制5年目は終了。リーグ戦2位、チャンピオンズリーグ8強、FAカップ3回戦敗退、リーグカップ4回戦敗退と、いずれもタイトルには手が届かなかった。

 各メディアが来季のリベンジに向け、課題を分析するなか、地元紙『The Standard』はアーセナルの選手のシーズン採点を実施。冨安に対しては7点を付け、こう評した。

「シーズン前半は輝きを放ち、当然ながら新契約を勝ち取ったが、1月以降はフィットネスに苦しんだ」

 加入3年目を迎えた日本代表DFは、怪我で長らくピッチを離れたものの、大事な終盤に復帰し、最終的に5試合連続で先発。今季ラストマッチでは鮮烈なゴールも奪うなど、存在感を示した。ただ、『The Standard』はその事実に触れておらず、離脱の印象がよほど大きかったことが窺える。

 なお、『The Standard』による採点結果は以下の通り。主将のマーティン・ウーデゴー、エースのブカヨ・サカら6選手が最高の9点を獲得し、怪我でシーズンをほぼ棒に振ったユリエン・ティンベルは、採点なしとなった。
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 2人の股を抜く正確なダイレクトシュート
GK
アーロン・ラムズデール(6)
ダビド・ラジャ(8)

DF
ガブリエウ・マガリャンイス(9)
ヤクブ・キビオル(7)
ウィリアム・サリバ(9)
セドリク・ソアレス(5)
ユリエン・ティンベル(―)
冨安健洋(7)
ベン・ホワイト(9)
オレクサンドル・ジンチェンコ(7)

MF
モハメド・エルネニー(5)
ジョルジーニョ(7)
マーティン・ウーデゴー(9)
トーマス・パーテイ(6)
デクラン・ライス(9)
エミール・スミス・ロウ(5) 
ファビオ・ヴィエイラ(5)

FW
カイ・ハバーツ(8)
ガブリエウ・ジェズス(7)
ガブリエウ・マルチネッリ(7)
エディー・ヌケティア(6)
リース・ネルソン(5)
ブカヨ・サカ(9)
レアンドロ・トロサール(8)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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