元日本代表FWの小倉隆史氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」で、歴代日本人選手のベスト11を選出した。

 現役時代にオランダでのプレー経験もある小倉氏は、自身の海外志向の強さから、いずれも海外のクラブでプレーした選手から11人選出。システムは4−2−3−1で、メンバーは以下の通りだ。

GK:川島永嗣
DF:内田篤人、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都
MF:中田英寿、遠藤航、中村俊輔、小野伸二、三笘薫
FW:岡崎慎司

 現役や近年までプレーした選手が名を連ねるなか、ボランチの一角には18年前に引退した中田を選出。その理由は、実績や衝撃の大きさだという。

 中田はイタリアのローマに在籍していた2000-01シーズンに、当時は世界最高峰のリーグとされていたセリエAの優勝に貢献した。

「スクデットを獲っているからね。日本人もやるぜというのを見せた選手。(三浦知良がその前に)ブラジルとかに行っているけど、実際にインパクトはヒデが大きかった」
【動画】小倉隆史が日本人歴代ベストイレブンを選出!
 プレー面の特長としては身体の強さを挙げ、人間性については「変わっていた」と述べる。

 1996年のアトランタ五輪を目ざしていたU-23日本代表の合宿で、小倉氏は十代だった中田と意気投合。周囲から、「どんな話をしたのか」と聞かれるなど、以前の合宿では誰とも喋っていなかったと言われたと回想する。

 練習中も他の選手とは違う一面があった。6、7人でボールを空中でつなぎ、地面に落とさずに回すトレーニングでのエピソードを明かす。

「大体みんな楽して、落としたくないから頭を使うでしょ。あいつは絶対に使わなかった。肩、肩みたいな、胸とか。『俺はヘディング使わねえ』みたいな。こだわりがあったんだろうね。ちょっと変わった奴だった」

 もちろん向上心は強かったようで、「サッカーのことは好きで、色々聞いてきた」と振り返った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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