ポーランド代表を率いるミハウ・プロビエシュ監督が、英雄ロベルト・レバンドフスキが所属するバルセロナを痛烈に批判した。スペインの大手紙『Mundo Deportivo』が伝えている。

 ポーランド代表での最多出場記録(148試合)と最多ゴール記録(82点)を持つ35歳は、昨季に長年活躍したバイエルン・ミュンヘンからバルセロナに移籍。すると、初挑戦のラ・リーガでも格の違いを見せつけ、当然のごとく得点王に輝いた。

 しかし2年目の今季は、チームが宿敵レアル・マドリーに大差で優勝を許したなか、自身も得点数が減少。公式戦全体で見ると、1年目は33点を奪ったのに対し、残り1試合で25点と、バイエルン加入1年目の2014-15シーズン以来の低い数字に留まっている。ちなみに同クラブ在籍最終年には50発を叩き込んでおり、それと比べると半分だ。
【動画】35歳で貫禄の3発!レバンドフスキのゴールショー
 年齢に結びつけて、一部からは衰えを指摘する声が上がっている。ただ、プロビエシュ監督は「ロベルトはバルサの得点王だが、チームは彼を助けていない」と強気に言い放ち、全面的に擁護した。

「彼はフィニッシュを狙える良いポジションにいるのに、ボールは決して来ない。バルサは悲惨な状態にある。ロベルトはチームを引き上げようとしたが、彼らはタイトル争いから脱落し、チームの士気が低下した瞬間があった」

 これでは宝の持ち腐れだ――と、同胞の指揮官は考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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