元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」で、今夏のパリ五輪に出場する大岩ジャパンのオーバーエイジ(OA)について語った。

 2004年に行なわれたアテネ五輪に出場した闘莉王氏は、OA枠の活用に賛成。24歳以上の実力者が加わるメリットを、こう主張する。

「絶対に必要。入ることで、オーバーエイジ(の選手)の責任感がものすごく出てくる。『若い選手が僕を見ているぞ』という意味では、『僕も引っ張らないといけないんだ。こういう道を進まなきゃいけない』と、いろんなことを見せてくれる」
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 ただ、“特別扱い”には否定的で、コンディションが良くなければ、無理やり出さず、試合に起用するかはその時の実力で判断すべきと強調した。

 そのうえで、「試合の流れを読める、点も取れる、リーダーとしても役に立つ」という理由で、DFの冨安健洋(アーセナル)と板倉滉(ボルシアMG)、FWの大迫勇也(ヴィッセル神戸)が「この代表にはピッタリ」と勧める。

 とりわけ強く推奨したのが大迫で、「流れ。どうやって攻めるのか、今は攻め時なのか、キープする時なのか。もう少しボールを回す時間なのかを考えると、軸になるフォワードを、どうしても選ばなきゃいけないと思う」と、その必要性を訴えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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