日本代表は6月6日の敵地でのミャンマー戦、続く11日の広島でのシリア戦にともに5−0で大勝。北中米ワールドカップのアジア2次予選を6連勝で締め括った。

 この6月シリーズは3−4−2−1の新システムを試したなか、選手個々のパフォーマンスはどうだったのか。招集された26選手について、5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

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【GK】
1前川黛也[評価]B
 ミャンマー戦で先発。ピンチはなかったとはいえ、クリーンシートを達成。

12大迫敬介[評価]B
 守備機会は少なかったものの、シリア戦で無失点。フィードで沸かせた。

23谷 晃生[評価]―
 シリア戦で76分から途中出場。2キャップ目を刻んだ。
【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
【DF】
2菅原由勢[評価]C
 右ウイングバックで先発したミャンマー戦、攻撃面ではやや物足りなかった。

3谷口彰悟[評価]C
 ミャンマー戦で3バックの中央を担う。何度か後手に回るシーンがあった。

4板倉 滉[評価]A
 第2戦で最終ラインを統率。相手の9番を抑え込んだ。

14橋岡大樹[評価]A
 ミャンマー戦に右CBで先発。対人の強さを発揮した。

16町田浩樹[評価]B
 空中戦で強さを見せたが、1対1で抜かれるシーンも。

21伊藤洋輝[評価]A
 初戦では左CBで先発し、第2戦では左SBで途中出場。綻びは見せず、1アシストをマークした。

22冨安健洋[評価]A
 第2戦で右SB→右CBを担当。守備ではシリアの攻撃陣を圧倒した。

●長友佑都[評価]―
 ともにベンチ外で3月シリーズに続いて出番なしに終わった。

【MF】
5守田英正[評価]A
 ミャンマー戦で攻守に奮闘。的確なポジショニングでピンチの芽を摘み取った。

6遠藤 航[評価]B
 11日の試合で先発し、さすがの安定感。球際で負けなかった。

7川村拓夢[評価]C
 初戦で45分、2戦目で17分を与えられたが、やや遠慮がちでアピールに至らず。

8南野拓実[評価]A
 ボールを引き出す動きが巧みで、ワンタッチパスも効果的。スタメン出場のシリア戦で1ゴール。

10堂安 律[評価]S
 2戦連発と躍動。シリア戦では右ウイングバックでテストされ、持ち味を存分に発揮した。
 
11相馬勇紀[評価]S
 ともに途中出場ながら、キレキレで2戦ともハイパフォーマンス。1ゴール・1アシストと数字も残した。

13中村敬斗[評価]S
 代表では新境地の左ウイングバックで圧巻の活躍。ミャンマー戦で2ゴールを叩き込めば、シリア戦で1アシストを含む2点をマークした。今シリーズのMVPだ。

15鎌田大地[評価]A
 視野の広さは別格で、2試合で3点に絡む。頼もしい男が帰ってきた。

17田中 碧[評価]B
 ボール奪取が光ったシリア戦、攻撃面では普段より大人しかった。

18旗手怜央[評価]C
 ボランチの一角でプレーしたミャンマー戦の前半のみのプレーに終わる。インパクトは残せなかった。

20久保建英[評価]A
 2戦目で自慢の打開力を披露。1アシストに加え、ドリブルも効いていた。
 
●前田大然[評価]C
 左ウイングバックでのスタメンが有力視されていたシリア戦は右足の張りでメンバー外。ミャンマー戦の途中出場のみに終わった。

●鈴木唯人[評価]C
 ミャンマー戦でまずまずの代表デビューも、次戦はベンチ入りできず。

【FW】
9上田綺世[評価]A
 シリア戦で先制のヘッド弾。その後もキレのある動きで、シュートチャンスを作り出した。

19小川航基[評価]S
 ミャンマー戦でフル出場して2ゴール。得点力をアピールした。

※背番号はシリア戦のもの

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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