[天皇杯2回戦]鹿島 2−1 奈良/6月12日/県立カシマサッカースタジアム

 奈良クラブは6月12日、天皇杯2回戦で鹿島アントラーズと敵地で対戦し、1−2で敗れた。

 奈良は、フリアン・マリン・バサロ監督が「今日はゴールを固めて守ることを選択した」というリーグ戦とは違う戦い方で挑んだ。多くの時間帯で攻め込まれ、2失点は喫したものの、指揮官が「ディフェンス面は素晴らしかった」と称賛した懸命な守備で、格上の鹿島と最後まで渡り合った。

 そんな守備の一翼を担ったのが、キャプテンマークを巻き、左SBでフル出場した都並優太だ。32歳のDFは、初めて公式戦で鹿島と対戦し、その感想を以下のように語った。

「僕の父親も試合をしたことがある場所でできたのは感慨深いです。歴史あるチームの鹿島さんと、こういう伝統のある天皇杯という大会で戦えたことがすごい嬉しいですし、本当にサッカーを続けていて良かったなと。

 個人的なキャリアで言うと、ここまで頑張って続けてきたからこそ、このピッチに立てた。継続してできることを続けて、長く現役ができたらいいなと思います」

 現役時代はヴェルディや日本代表でも活躍した父・都並敏史(現・ブリオベッカ浦安監督など)も立ったピッチでのプレーに感じ入るものがあったようだ。
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 J1で優勝争いに絡む鹿島の実力を目の当たりにした。

「運動量もあったし、連続性のあるプレーで狙いもあった。さらにJ1のチームは、そこに個人の能力の高い選手たちが2、3人と関わってくる。やっぱり質の高い攻撃だなと。

 分析では、(右SBの)濃野君が出てくると得点によく絡むし、タイミングの良いオーバーラップや抜け出しがあるので、そこのケアをウイングの選手としっかりしようと話していました」

 ただ、ボランチの柴崎岳や、後半から投入されたFW鈴木優磨らがサイドに流れ、数的優位を作られた場面への対処は「少し難しかった」という。

 それでも「リーグ戦でやる戦いとはちょっと違いましたけど、できた部分もあると思う。またプレーを見返して、次に活かせれば」と今後に向けて気合を入れた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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